ハセツネを完走するために。初めて出場する人のためのハセツネ攻略法【まとめ】
ここまで、ハセツネの感想に向けて「導入編」「補給編」「夜間走編」と書いてきましたが、最後に「まとめ」として当日の準備や走り方のポイントなど、過去の浅い経験からアドバイスをまとめておきます。
スタート前について
スタート前はスタート地点の近くにある学校の体育館で待機になりますが、できれば早めに受付をして体育館の場所取りをしておいたほうがいいと思います。スタートは午後13時ですが、体育館は午前中の早めの段階で埋まってしまいます。遠方から参加される人などは場所がとれないと結構な地獄なので、頑張って場所をゲットしましょう。
また、ゴール予定時間が深夜になる方はそれを見越して、寝袋やマットを準備しておいてほうがいいでしょう。
また荷物預かり等はないので、基本的には持参したものは体育館に置きっぱになります。貴重品の管理は自己責任になるので注意してください。
ハセツネの走り方のポイント
とにかく浅間峠までは、余力を持ってたどり着くことがカギです。
これは、ハセツネ完走のポイントとしてよく言われることですが、毎年、ここをミスしてリタイアという人が少なくないような気がします。
それはなぜでしょうか?
それは、浅間峠までは以下のような難しさがあるからです。
①標高は高くないが、細かいアップダウンがあり、体力を削られる
②それにより水分の消費量も増える
③序盤であり渋滞が発生しやすく、自分のペースで走りづらい
①や②は練習などでカバーするしかないポイントなので割愛しますが、③は意識して走ることにより無駄に披露することを避けることができます。
完全に動きが止まってしまうような渋滞になった際は、焦らず、周りの人と話をしながら進めばいいのですが、気をつけたいポイントとしては、渋滞が多少解消されてからの登りです。
登りで道幅が狭い箇所が続くとどうしても縦に少人数のグループが形成されていきます。
昔のドラクエをイメージしてもらうといいでしょう。
注意したいことは、他の人に合わせてしまって無理をしてしまうことです。特に自分自身がそのグループの先頭になってしまった時は要注意です!勇者はダメです!
後ろからのプレッシャーを感じ自分の力以上のペースで進んでしまうことがあるので、そのときは、冷静に道を譲るか、前を進んでいる別集団がいた場合は、ペースを上げ、そこの最後尾に合流しましょう。
そして、自分のペースとあったグループをなんとか見つけてください。自分のペースに合っている集団に属することができたらチャンスです。今度はそれをうまく使いましょう。前方を走る人たちに引いてもらうのです。
そうすることにより、逆に体力を温存したまま浅間峠までたどり着くことが可能になるかもしれません。
ストックの活用について
トレランの大会には、ストックの使用が禁止されている大会も多いですが、ハセツネは浅間峠以降の使用が許されています。
これについては、個人の好みによるのかもしれませんが、私個人的には使って損はないと思います。(ただし、自分にあったサイズを購入し、正しい使い方を身につけておく必要があります。)
ストックが上手く使えれば登りでかなりの推進力を生むことができます。そして意外と助かるのが下りです。ストックを前方に置くようにしてから下ると足への負担がかなり軽減できると思います。大岳山の登りで邪魔になりますが、それ以外のポイントはストックは出しっ放しでも大丈夫です。
上手く活用して、完走を目指しましょう。
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最後に
「導入編」でも書きましたが、制限時間からみて、ハセツネを完走することは決して難しくはありません!水切れに注意し、最後まで諦めないでいれば(心が折れないでいれば)完走は可能です!
序盤で多少の体調不良があったとしても、制限時間が長いので、十分回復することも可能です。
あとは、気温があまり高くならず、大雨が降らないことを祈りながら、ハセツネ本番まで練習を頑張りましょう!