ゆとりサラリーマンが100マイル完走を目指すブログ

ゆとり第一世代サラリーマンの気ままなつぶやき マラソン、トレラン、映画、音楽

東北・みやぎ復興マラソン2017 完走報告

今年が初開催となる東北・みやぎ復興マラソンに参加してきました。

今年から東日本大震災の被災地である気仙沼で仕事をしていることもあり、これは参加しなければならないと思い、フルマラソンの部にエントリーしました。

 

平坦で直線的なコースがほとんであり、制限時間も6時間半と、初めてのフルマラソンには、非常にいい大会だと思います。

 

●コース図

f:id:gcygx694:20171010201140j:plain

 

 

●高低図

f:id:gcygx694:20171010201118j:plain

同僚の3人(フルマラソンは初)もエントリーし、完走を目指し、一緒に練習を重ねてきました。

 

当日は、快晴。ただし、気温は高めで、日差しも強かったため、タイムを狙うには少し厳しい天候だったかもしれません。

私も、当日の朝まで、自身のタイムを狙っていくのか、3人のペーサーとして働くか悩みましたが、当日の気候とエイドの食事等の情報を見て、ペーサーになることを決意しました。笑

 

当日は、宿泊した名取のビジネスホテルから、10分くらいの美田園駅に駐車し、シャトルバスに乗ってスタート及びゴール地点の岩沼海浜緑地へ。シャトルバスも十分あり、スムーズに乗車できました。

 

 

美田園駅

f:id:gcygx694:20171010212114j:plain

 

●岩沼海浜緑地(スタート&ゴール地点)

f:id:gcygx694:20171010213829j:plain

参加賞を引き換え、準備をしようと思っていたのですが、引き換えに長蛇の列が。

そのため、引き換えはゴール後にし、荷物預けとトイレを済ませ、スタートの準備をしました。

f:id:gcygx694:20171010214011j:plain

今大会は、ウェーブスタートを採用しているため、申告タイムによって10分おきにスタートします。私は、ゼッケン番号はDだったのですが、同僚達のペーサーになるため、Hからスタートさせていただきました。

 

●スタート地点

f:id:gcygx694:20171010214033j:plain

スタート地点では、マギー審司さん、千葉真子さん、サザエさんが見送ってくれました。

 

●ランナーとして走るLiLiCoさんもハイタッチで見送ってくれてました。

f:id:gcygx694:20171010214442j:plain

 

スタートしてからは、ゆっくり話しながら4人で進みました。それにしても暑かったです。仮装している人もたくさんいて見ていて楽しかったですね。

f:id:gcygx694:20171010214818j:plain

 

●マリオ3人とルイージ(笑顔で写真に応えてくれました。)

f:id:gcygx694:20171010215051j:plain

 

●話題の人たち(この位置で走り続けなければならないので大変ですね)

f:id:gcygx694:20171010215110j:plain

 

しばらく進んでいると沿道の応援も賑やかになり、たくさんの人たちから「ファイト!ありがとう!」と声援をいただきました。こちらこそありがとうですよ!

f:id:gcygx694:20171010215733j:plain

f:id:gcygx694:20171010215759j:plain

f:id:gcygx694:20171010215814j:plain

 

しばらく進んでいると、第1関門手前で膝を痛めている同僚のTさんが少しずつ遅れ始めたので、他に二人には、先へ行ってもらい、Tさんと進むことに。第1関門は無事越えて、第2関門を目指していたのですが、いかんせん人が多い。Tさんを完全に見失ってしまいました。

 

Tさんと進んでいるとある川の付近で1人のおばあさんが大きな声で応援してくれていました。声援の声に耳を傾けると「私は、震災の時、津波がきて、流され、この川を泳いでいました。なんとか助かりました。みなさん来てくれてありがとうございます!」と言っているではないですか。驚きましたが、このおばあさんから人間の強さを感じたような気がして、走りながらいろいろ考えさせました。

 

●距離表示の看板(大会後も残されるらしいです。)

f:id:gcygx694:20171010220408j:plain

 

Tさんとはぐれてしまったため、とりあえず、先を進んでいるNさん、Sさんの様子を見にいくことに。幸い今大会は、走者をGPSで探すことができるため、GPSの位置を頼りに二人を探すことに。荒浜エイドステーションでNさんを発見しました!

 

●荒浜エイドステーション

f:id:gcygx694:20171010221646j:plain

●腹子飯(おじさんに聞いたら何個食べてもいいと言われたので3個いただきました)

f:id:gcygx694:20171010221727j:plain

f:id:gcygx694:20171010221718j:plain

●丸ごとトマト

f:id:gcygx694:20171010221735j:plain

f:id:gcygx694:20171010221729j:plain

 

次にSさんを探すことに。事前予想だと一番完走が危ういと思われたSさんが一番先をいく展開に驚きながらも、GPSを信用し、Sさんを探すもなかなか見つからず。

(後でわかったのですが、GPSは大幅に誤差があり、実はこの時はSさんは、Nさんの後ろにいたみたいです。)

困った私はとりあえず先に進み、トイレ休憩をとりながら、他の人が追いつくのを待つ作戦に変更しました。

トイレを済ませ、GPSを確認するとNさん、Sさんに再び追い抜かれていることになっていました。GPSを疑いながらも再び二人に追いつくことに。

それでもやはり見つからず、半ば諦めモードで一人旅を満喫しようと、寄り道して海を眺めに行ったり、近くを走っていた鳥居みゆきさん、トミドコロさんの写真を撮ったりしていました。

 

●防波堤から見える太平洋

f:id:gcygx694:20171010223242j:plain

 

鳥居みゆきさん、トミドコロさん(鳥居さんは美人でした)

f:id:gcygx694:20171010223322j:plain

 

そんなことをしているとはハーフ手前で、少し先に見たことのある後ろ姿が。Sさんとの奇跡の再会です!それもやはり3人のうちで一番前を走っていました。

無事再会できた嬉しさもあり、ここで、Sさんをゴールさせることを決意しました。後の二人が追いついてくれることを祈りながら先を進みました。

長谷釜エイドステーションでは、梨、みかん、ぶどうのフルーツをいただき、だいぶリフレッシュできました。やっぱり暑い時はフルーツですね。

 

●長谷釜エイドステーション

f:id:gcygx694:20171010224056j:plain

●梨

f:id:gcygx694:20171010224413j:plain

●みかん

f:id:gcygx694:20171010224457j:plain

●ぶどう

f:id:gcygx694:20171010224501j:plain

●なぜか羊も応援してくれていました。

f:id:gcygx694:20171010230218j:plain

 

 

この辺りまでは調子の良かったSさんもハーフを過ぎると、膝の痛みが出始め、歩きを混ぜ、進むことに。ここからは気合いです。写真を中心にお届けします。

●中間地点

f:id:gcygx694:20171010225315j:plain

●振り返るとたくさんのランナー

f:id:gcygx694:20171010230450j:plain

●23km地点

f:id:gcygx694:20171010230614j:plain

●美田園エイドステーション

f:id:gcygx694:20171010230644j:plain

●27km(第4関門)

f:id:gcygx694:20171010231004j:plain

●32km

f:id:gcygx694:20171010225742j:plain

●ホタテ(まさかエイドで食べられるとは)

f:id:gcygx694:20171010225851j:plain

●せり鍋(やっぱり汁物は疲れている時にはとてもありがたかったです)

f:id:gcygx694:20171010225854j:plain

●仙台名物笹かま

f:id:gcygx694:20171010225926j:plain

f:id:gcygx694:20171010230009j:plain

 

32kmの関門を越えて、タイムは結構ギリギリな状態。ここから37kmの関門まで無理に走ってもらうことに。ここまで膝が痛くなると歩きを入れていたSさんは気合で37kmまでほとんど歩かずに走ってくれました。一番キツイところで走れるSさんのメンタルに感動しました笑

この区間頑張ってもらったことによってなんとか制限時間に余裕ができました。

 

ここからはカウントダウン&ウイニングランです!

f:id:gcygx694:20171010232252j:plain

f:id:gcygx694:20171010233441j:plain

f:id:gcygx694:20171010233523j:plain

f:id:gcygx694:20171010233549j:plain

f:id:gcygx694:20171010233614j:plain

f:id:gcygx694:20171010233639j:plain 

 

●ゴール!

f:id:gcygx694:20171010234005j:plain

 

無事Sさんをゴールまで連れてくることができ、任務達成です。自分が初めてフルを完走した時よりも嬉しかったですね。Sさんには、辛い思いをさせてしまいましたが、最後は本当に喜んでくれました。

そして、なんとゴールは厳しいかと思われたNさんも驚異の追い上げで無事ゴール!

Tさんは、ハーフの地点で、関門に引っかかってしまったらしいですが、次回のリベンジを誓ってくれました。

f:id:gcygx694:20171010235243j:plain

ゴール後は、感想賞、記録賞、参加賞をもらい、宿へ帰り、打ち上げに繰り出しました。

帰りにシャトルバスで1時間以上待たされるトラブルはありましたが、感想賞、参加賞も素晴らしく、何よりも、東北の復興につながる素晴らしい大会だったと思います。

 

終わり