ゆとりサラリーマンが100マイル完走を目指すブログ

ゆとり第一世代サラリーマンの気ままなつぶやき マラソン、トレラン、映画、音楽

東京マラソン2017観戦

今年もお決まりのように落選した東京マラソンですが、一緒に申し込んだ友達が見事に当選し、走るということで応援に行ってきました。

 私は、5年連続で落選ですが、友達のTさんは一発で見事当選。

一体どうなってるんでしょうか・・・。

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今年は、レースの高速化が予測されており、世界記録こそ出なかったものの、男子は前世界記録保持者のウィルソン・キプサング(ケニア)が2時間3分58秒の日本国内最高タイムで優勝しました。

 

一方で、完走を目標とする市民ランナー達は、ゆっくりと7時間かけてそれぞれのレースを楽しんでました。例年同様、96%という高い完走率だったみたいです。

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仮装しながら走る人もたくさんいて、お祭り的な雰囲気です。

 

 天気も快晴で、気温もちょうどよかったと思います。

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ゴールは、今年から、東京駅(丸の内)で、ラスト1kmは両脇から沿道の声援があり、気持ちよくゴールできたのではないでしょうか。

 

今回、スタートからゴールまで友達の応援をしてみて(途中、しばらく居酒屋で待機しましたが・・・。)感じたのは、 応援って楽しい!

 応援の甲斐あってか、無事、Tさんもなんとかゴールできましたし。

 今度は、トレランでも、ボランティアやサポート、ペーサーなどを体験してみたいですね。 まあ、その前にいい加減、東京マラソン走りたいです!!

小説『月の上の観覧車』感想

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今年の1月に香港に行くときに成田空港内の本屋でたまたま目に入って、購入した直木賞作家、荻原浩の短編小説。

  1. トンネル鏡
  2. 上海租界の魔術師
  3. レシピ
  4. 金魚
  5. チョコチップミントをダブルで
  6. ゴミ屋敷モノクローム 
  7. 胡瓜の馬 
  8. 月の上の観覧車

 以上の8つの作品からなる短編集。

 

読んでみるとタイトルとは違って、奇を衒うような内容はほとんどない。

 

主人公の設定の多くは50歳以上で、ほとんどが私よりも年上なのに、なぜか親近感を感じる作品が多かった。

 

きっと、それぞれの主人公が、自らの人生を振り返り感じた、「後悔」がテーマになっているからだろう。

 

どんな人でも、きっとあのとき別の道を選んでいたらどうなっていただろうと考えることは少なくはないはずだ。

 

私も、しょっちゅうそんなことを考えてしまう。

 

どの作品も、視点は違えど、主人公たちの「後悔」と「喪失」そして、そこからの「再生」が絶妙に表現されている。

 

そして、読み終わった後は、なぜか、清々しい気持ちになる一冊である。

 

きっと読んだ年齢や環境によってまた、感じるものも変わってくるだろう。

 

私が、この作品の主人公たちと同じくらいの年齢になったとき、一体どのように感じるのだろうか。

 

また少し時間を空けて読み直してみたいと思う。

 

 

月の上の観覧車 (新潮文庫)

月の上の観覧車 (新潮文庫)

 

 

HOKAクリフトン3を買ってみた。

ロード用のシューズを久しぶりに買いました。

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 初めてのHOKA ONE ONEのシューズ、クリフトン3です。

 

 普段、ロード用は、adizero Japan boost 3を履いていますが、ロードでも100kmの大会を意識して購入してみました。

 

 早速、いつものランニングコース20kmをクリフトン3を履いて走ってみました。

やはり、まず感じたのは、その抜群のクッション性です。

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 HOKAの代名詞であろうこのミッドソールの厚みが地面から受ける衝撃をかなり軽減してくれている感覚がありました。

100kmレースの場合、きっと80km以降に心強い味方になってくれそうです。

 

そして、厚底シューズの割に、非常に軽いです。トータル243gで、重さは全く気になりませんでした。むしろそこら辺のシューズより全然軽い印象です。

 

それでいて、安定感もあり、ロードであれば、厚底なのを忘れてしまうほどです。

 

アッパーやソール自体の柔らかさもあり、上りも、推進力が伝わりやすい。

 

さすがに急な下りを走った時は、少し、緊張しましたが、ここら辺は慣れでいくらでもカバーできそうです。

 

少し気になるのは、靴底をみたときに感じるミッドソールが剥き出しな白い部分。

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結構、面積は広いです。

 林道やゴツゴツしたガレた路面を長時間走ると消耗が早そう。

 

やっぱり、ロードメインで、ここぞという大会で使用した方がいいかもしれないですね。

 ただ耐久性の不安要素を含めても、機能的には、非常に素晴らしい即戦力となるシューズだと思います。

普段のLSDの練習やウルトラのレースなど、これからどんどん使っていきたいです。

映画「この世界の片隅に」考察・感想

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あらすじ

1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。 それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。 創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。 やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。 そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。

スタッフ

監督 片渕須直

原作 こうの史代

脚本 片渕須直

企画 丸山正雄

プロデューサー 真木太郎

 

キャスト(声の出演)

のん   北條(浦野)すず

細谷佳正 北條周作

尾身美詞 黒村径子

稲葉菜月 黒村晴美

牛山茂  北條円太郎

 

 

各方面から絶賛されている作品であり、前々から気になっていたのだが、ようやく観賞することができた。

 

一言で言うと、間違いなく、傑作と言っていいアニメ映画だと思う。

 

作品としては、「戦争」が一つのテーマとして描かれているが、今までの映画とは少し違った視点から描かれている。

 

映画だけでなく、近現代史の中でもそうだと思うのだが、「戦争」というものを語るときは、「政府」や「軍部」または、「兵士」といった視点を中心として語られることがこれまで多かったと思う。

 

しかし、「この世界の片隅に」においては、一人の市民、それもごくごく平凡な女性(すず)の視点から戦争というものを描いており、その空気感はかなりのリアリティがある。

 

そのリアリティを生み出しているものは、緻密な風景描写や時代考察もそうだが、主人公やその家族の日常がテンポよく、ある意味淡々とドキュメンタリータッチで描かれている点が大きいと思う。(ファンタジーの要素もあり。)

 

そして、主人公やその家族からは、戦争の「悲惨さ」や「残酷さ」まして「戦争は悪である」といった意識はほとんど感じられない。

 

そういった意識は、多くの庶民にとって終戦後に「戦争」を客観視して初めて、生まれてくるものであり、当時の庶民は、一日一日を必死に、そして、淡々と生きていたというのが実際ではないか。

 

そして、その庶民の視点こそが、私たちが過去を考えるときに最も身近な視点であり、この映画の持つリアリティの所以だと思う。

 

すずと周作が本当の夫婦になっていく様子であったり、日常の家族団欒であったり、その中で生まれる笑える数々のエピソードは、どれも身近なものに感じられ、あたかも自分がその近所で生活しているような気持ちにさせられた。

 

そして、後半、そのような家族の日常が8月6日へ次第に向かっていく緊張感。

 

伏線も多々あり、情報量も多いため、1回だけでは、全てを理解するのは、少し難しいかもしれない。

 

ただ、見終わった後には、必ず、人間の根本的な強さや温かさを感じられる本当に素晴らしい映画だと思う。

 

R×Lメリノウールフィットグローブを購入してみた。

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普段のランニング用にいい手袋を見つけたので、早速、楽天市場でポチってみました。

 

普段のランニングやトレランの際は、R×Lソックスを使用しているのですが、手袋があることは知りませんでした。

 

特徴としては、以下のとおり。

  • メリノウール素材の超薄地グローブ
  • スポーツやアウトドアなど様々なシーンで最適な調温・調湿性を実現
  • 超薄地設計で手にぴったりフィットするので、インナーグローブとしても使用可能
  • 左手ウォッチウインドウで時計を外さずに手袋の着脱が可能

 

実際に気温5℃以下のランニングで試してみました。

薄手なのに、しっかり暖かく、蒸れをあまり感じさせない素晴らしい手袋です。

もちろん、着用したまま、スマートフォンも使用できます。

 

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ウォッチウインドウもかなり便利でした。

時計としては厚みのあるepsonのMZ-500で試してもバッチッリです。

冬のランニングにはかなり重宝するグローブです。

もっと早く知りたかった。

2017 OSJ ONTAKE 100 0次関門突破!

OSJ ONTAKE 100(旧名 OSJおんたけウルトラトレイル100K)の0次関門を無事突破しました。でも何で名前変わったんでしょう?

powersports.co.jp

今年は、平日の正午からクリック合戦が必要になったため、少し不安はありましたが、何とかエントリーする事が出来ました。

諸事情により、今年は大会を絞っていかなければなさそうなので、おんたけにエントリーできて本当に良かった。

それに、昨年は、エントリーしたものの、夏風邪をこじらせ、まさかのDNSだったため今年は意地でも完走したいです。

師匠とその師匠も0次関門を突破されたとのことでしたので、胸を借りるつもりで頑張ります!

2017 ビブラム香港100 大会当日編 CP5〜ゴール

【CP5 52k Kei Ling Ha】ドロップバック 17:54

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ようやくCP5に到着。

直前の下りで石段にいじめられた足が悲鳴をあげました。

 

ドロップバッグを受け取り、着替えとヘッドライトの準備を済ませ、しばし休憩。

携帯の電源を久しぶりにつけてみると師匠からLINEが。

1時間前にCP5を出発したとのこと。

 

胃薬を飲み、トマトスープで体を温め、後半の山岳コースへ備えます。

結局、CP5には、40分ほど滞在してました。

 ここからCP6までが、今回のレースで最もエイドまで距離が長い区間です。胃と足に不安を抱えながら、ヘッドライトをつけてスタート。

 

ここからは、暗くなったので写真はほとんどありません。

 

【CP6 65k Gilwell Camp】22:00

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胃の痛みがこの辺りでピークに。

何かの本でこんな時は、白湯が効くと読んだことを思い出して、お湯をもらって飲んでみたところ、少し痛みが和らいだので、ここから先のエイドは毎回、お湯をもらってました。

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結構急なトレイルを下っていくと、その後は、長いロードへ。

どんどん下っていくとそこには、香港の夜景が。

ガスっていなければもっと綺麗だっただろうな。

そんなことを考えていると、ロードも終わり、また石段地獄へ。

少しの上りでも結構こたえました。

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【CP7 73k Beacon Hill】00:21

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山を登りきったところに、CP7がありました。
今までのエイドとは違って、EDM系の音楽がかかり、今まで以上に明るい雰囲気。

中央には焚き火もあり、その前の椅子に腰掛けてヘッドライトの電池を替えていると、女性スタッフが毛布を肩にかけてくれ、ホッカイロまでくれました。

子供のスタッフもたくさんいて、男の子のスタッフは、私が日本人とわかると味噌汁を持ってきてくれました。

ここでずっと休んでいたい気持ちを押し殺し、何とかCP8を目指しスタート。

【CP8 83k Shing Mun Dam】2:11

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CP9を目指し、スタートの前に、自販機でアクエリアスを発見。
エイドでのスポーツドリンクの味が合わなかったため、すかさず購入。
オクトパスカードをちゃんと持っていて良かった。

次のピークを目指し、スタートと思ったら、目の前には、針山へと続く無数のライトが。

また石段地獄かと落胆。

ただここも覚悟を決め、一歩一歩ゆっくり進みます。

 

針山山頂で、次に見えたのは、草山を登る無数のライト。

もう石段だけは勘弁してくれ。それが正直な気持ちでした。


願いが通じたのか、次のピーク草山山頂へは、斜度はきついものの、石段ではなくロードの上りが。

辛いけど、石段よりは、100倍マシです。


CP9 90k Lead Mine Pass】4:37

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ここから、いよいよラスボス、大帽山へ。

胃の調子は、相変わらずの調子のため、CP9でも白湯を補充してもらい、頂上に向け、ラストアタックです。

ラスト10kmと思うと、大帽山への足取りも今までより力強くなります。

しかし、登っていくと霧が今まで以上に酷く、視界不良で5メートル先も見えない。

ヘッドライトは乱反射するため、手に持って慎重にルーファイしながらゆっくり進むことに。

最後の最後でこんなに精神的に苦しい思いをするとは思いませんでした。
時間も想定以上にかかってしまいましたが、最後は長いロードの上りだったことも幸いして、なんとか大帽山到着。

と言っても山頂の目印等はなく、スタッフに下りのロードを案内されました。

ちょうど、その頃から雨が降り始めましたが、もうゴールは目の前。

気にせず進みました。

しかし、意外とゴールまで長く、上りまでありました。

最後の最後まで苦しめられましたが、ゴールゲートが見えた時の安堵感と喜びと言ったら言葉になりませんでした。

 

【ゴール 100k Rotary Club Park】7:19

 なんとか、23時間19分でゴール。

何とか目標である24時間以内を達成し、パーカーとトロフィーをゲットできました。

 

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師匠は、2時間前にゴールしていたようで、ツアースタッフの車で寝て待っていてくれました。

本当にお待たせしました。


石段地獄には苦しめれれましたが、エイドも充実しているし、スタッフも親切でホスピタリティー溢れる素晴らしい大会でした。

走り終わった後は、もう二度と石段はごめんだと思いましたが、また、参加したいレースです。